わたしの考察

ノブコブ徳井さんについて

2022年4月14日ごろの徳井さん「『敗北からの芸人論』発売記念インタビュー(日刊サイゾー)」

徳井さんが本を出版されて、本当にすごい数のインタビューを受けたんだなと実感するこのごろ。

今回は、この日刊サイゾーの記事について思ったことを書きたいなと思いました。

www.cyzo.com

この記事で印象に残ったのは、写真でした。

たくさんのインタビュー記事を私も読みましたが、たまにカメラマンが外で写真を撮っている記事があり、私はそれがお気に入りです。

特に、この記事の徳井さんの写真は良いです。

徳井さんを前にしたカメラマン、つまり写真を見ている私でもありますが、そのはっとする感じが写し出されているように感じ、共感したからです。

徳井さんと写っているのは、枯れ草で覆われた荒地、折れたビニール傘、赤さびの浮いたフェンス。

中々、荒地に打ち捨てられたビニール傘と写って魅力的に見える人っていない気がするんですが笑、合わせたカメラマンはすごいなと思いました。不思議なことに品が悪くならないんですよね。暴力的すぎないし、汚くも感じない。徳井さんがそういうものに引っ張られていない、魅力だけ引き出しているように感じました。

徳井さんが語る生い立ちや、考えは結構壮絶で、にじみ出るものを何かに例えるとするなら、鉄さびであり荒地なのかもしれません。

写真は横顔や後を向いているものもあります。徳井さんの顔の造形、特に横顔などは月岡芳年の絵みたいで好きなんです。ただ、話からも写真からも鉄さびの味がしそうなのに、うなじや首筋がつるつる(たぶん)で、まるで子供のよう、というのがアンバランスな魅力を表しているように感じました。

この記事の写真を撮った方の名前が入っていて、Kyogo Hidaka、とありました。気になったので調べてみると、インスタグラムがあり作品が並べられていました。この方が撮った他の写真も良いなぁと感じました。

どこが良かったのか文章にするのは難しいですね。徳井さんはすごい。